2009年4月27日月曜日

悪党図鑑「大魔王バーン」

登場作品 漫画「ダイの大冒険」

知力・・・・・・10(機転・5 計画・5)
学力・・・・・・10(文系・5 理系・5)
技能・・・・・・4(アナログ・2 デジタル・2)「高い素養があるだろうが作中では発揮されず。」
武力・・・・・・10(武器・5 格闘・5)
生命力・・・・・10(肉体・5 精神・5)
政治力・・・・・10(指導・5 交渉・5)
権力・・・・・・10(地位・5 影響力・5)
性質・・・・・・9(勇敢・5 冷酷・4)「キルバーンの所業には呆れていた」
カリスマ・・・・10(美貌・5 オーラ・5)
ポリシー・・・・10(信念・5 野望・5)
運・・・・・・・・・7(チャンス・3 ピンチ・4)

総合能力値100(金字塔)

齢、数千年を超え、魔界最強の実力者である魔族の帝王。

戦闘力、権力、威厳に満ちた姿、それらのみならず、その圧倒的な意志のありまさから”魔界の神”と称される至高の存在。

筆者、このバーン・・・否、バーン様を超える悪の組織の首領と、大魔王という存在をいまだにお目にかかった事が無い。少年誌における悪のランクが彼の存在によって自動的に一段落増えたといって過言ではない。
魔王ハドラーを復活させ、勇者アバンの討伐に向かわせる。ハドラー以下六団長によって組織させる魔王軍を操って地上の侵略を実行。その間、自身は姿を見せぬのものの、部下のミスを過去の功績を考慮する寛大な振る舞いに加え、 ヒュンケルの登用理由における酔狂な発言など底の知れぬカリスマ性を見せ付ける。六団長の内、2人が裏切り、1人が葬られると、移動要塞"鬼岩城"を起動せさ、首脳サミットを襲撃。

以上は、地上そのものを破壊することで、魔界を太陽の光の下に浮上させようという狂気の“地上破滅計画”の地上での最終調整期間の為、人類と天界の神々への巨大な囮であると同時に、魔界での更なる軍備拡張の為の優れた部隊を養成する目的であった。
当初、悪の黒幕だと思われた大魔王が、野望実現の為に圧倒的な武力を見せつけ表舞台に出現したのである。
鋭角的で、ナスカの地上絵を思わせる概観の超弩級空中移動要塞、バーンパレスの出現。
圧倒的な戦闘能力と意思のありさまを見せ付けた初戦。
続いて主人公一向離散状態における地上破壊攻撃。
連続して引き起こった怒涛の展開の嵐に読者への絶望感は衝撃的だった。
終盤、バーンパレスの再突入後、しばらくは部下に勇者一向を任せ、最終的には勇者ダイとレオナ姫に単身挑む。が、ついに敗北すると、若い頃の肉体と融合し真・大魔王バーンとして合流した勇者一向と最終決戦を挑む。
以上が、作中で描かれた大魔王バーンの姿である。
以下は筆者に考察を交えると

「我らが故郷 魔界はおまえたちの大地のはるか地底に存在する世界だ」
「マグマがたぎるみわたすかぎり不毛の大地…
 なにより魔界には すべての生物の源たる太陽が無い…」
「……太陽…素晴らしい力だ」
「いかに我が魔力が強大でも 太陽だけは作り出すことができん…」
「だが神々は人間に地上を与え 魔族と竜を魔界におしこめた!!」
「人間が我らより脆弱であるというだけの理由でだ!!」
「だから余は数千年にわたって力を蓄え 地上を跡かたもなく消し去る準備を整えてきたのだ」
「間もなく地上は消えて無くなる…!!そして我らが魔界に太陽がふりそそぐのだ…!!」
「…その時余は 真に魔界の神となる」
「かつての神々が犯した愚行を余が償うのだッ!!!!」
大魔王バーン自身セリフと、彼の腹心ミストバーンが明かした、ハドラーが指揮した魔王軍結成の真の目的から察するに、明らかに地上破滅後は、天界に攻め入る計画を企てていたと考えられる。
これは、魔王軍の特徴として殆どが地上のモンスターで構成されていたのは、天界に攻め入る魔界の軍団の戦力の漏洩を防いでいた為とも考えられる。
また、神の行いを否定し、自身がその罪を請け負ってやろう。などという高邁なポリシーには感服するばかりである。
また、ご老体にも関わらず絵的にも美しく、猛々しい姿を見せる事が多く、作者の力量の凄まじさを見せ付けられた。

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